できたて黒糖

種子島の黒糖

さとうきびの絞り汁を3段のぼり窯で煮詰める。種子島で唯一、沖が浜田に残る2カ所の砂糖小屋。薪を使った3段のぼり窯で煮詰め、手作業で撹拌させて成形しています。ほとんどの工程が手作業です。

サトウキビ刈り

土づくりから

さとうきびは黒海道を主に使用しています。土作りにこだわり、なるべく重機や農薬を使わない方法で栽培しています。収穫は手刈りで甘いところだけを使用します。

黒糖づくり

種子島の伝統

ベテランから若手へ、ここ沖が浜田の技術が継承されています。ベテランの動きを目で見て学び、体験を通して、体に覚え込ませます。近年は、若が少しつづ増え、次世代が育ってきています。

黒糖小屋

熟練の技

熟練でなければ務まらない作業があります。さとうきびの煮汁を次の工程に移すタイミングも経験が求められます。ひとつひとうの動作が簡単なようで難しい、じつに奥が深い作業です。

チョコ型黒糖

さとうきび香る黒糖

さとうきびの汁を煮詰め固めたものが黒糖です。その中には大地から栄養を取り込んださとうきびの汁が詰まっています。白糖と比べて栄養価が高い黒糖は、お菓子作りやお料理、お茶うけにもおすすめです。

100年を超える歴史をもつ砂糖小屋

伝統的な黒糖づくりを継承

丁寧に収穫したさとうきびを搾汁し、三段のぼり窯で加熱。2番窯から3番窯に移すタイミングと3番窯で仕上げて冷やし鍋に移すタイミングが最も難しく、かき混ぜるヘラから伝わる抵抗や香り、味、音、色、五感を研ぎ澄まし、その瞬間を見極める。

我々は、先代が守りつづけた伝統の火を次世代に繋ぐために、変化を恐れず変わりつづける。持続可能な農業への転換、更なる品質管理の向上とおいしさを求めて。

種子島の北東部にある伊関校区に100年を超える歴史をもつ沖ヶ浜田の砂糖小屋がある。
その昔、300を超える砂糖小屋があったが、今ではここ沖ヶ浜田で2カ所しか残っていない。

最近は、黒糖づくりを始める若も達も増え、徐々にではあるが次世代が育ちつつある。ベテランから若手へ沖ヶ浜田の伝統が継承されてはじめた。ここ沖ヶ浜田の伝統の火を絶やさないために、新たな挑戦がはじまっている。

伝統を紡ぐ沖ヶ浜田

先人の知恵が詰まった伝統を継承するために。2018年に、移住者を含む8名で種子島沖ヶ浜田黒糖生産協同組合として法人化。手刈りでさとうきびを収穫し、薪でさとうきびの汁(しずく)を加熱する伝統製法。地球の営みを感じ、自然に寄り添った昔ながらの伝統製法から生まれる。

沖ヶ浜田では、たねがしまで開発されたさとうきび「黒海道」を主に使用。美味しい「こくとう」を作るために、さとうきびの両端をカットし、糖度が高く美味しい部分しか使わないこだわりよう。機械で収穫すると、糖度が低く雑味の混ざる部分や虫食いなど不良品も混ざってしまうため、手刈りで良質なさとうきびのみを収穫する。手刈りは機械と比べると時間も労力もかかり、今では、ほとんどの農家が機械を使った収穫に。効率化、大規模化が進むさとうきび農家の時代の流れだからこそ、この伝統を次世代に残さなければならない。

一般財団法人食品産業センター「本場の本物」の認定を受けている。「本場の本物」は、地域で生産された特色のある農林水産物を原材料として用い、当該地域において伝統的に培われた技術を生かして製造された加工食品であることを認定する制度。本場の本物として、はじない商品を作り続けるために、日々精進し伝統継承に努めている。

黒糖加工
バラタイプ
チョコ型黒糖
チョコタイプ

種子島の伝統文化

たねがしまの砂糖小屋が減少するなか、先代が大切に守り続けてくれた沖ヶ浜田の伝統文化を大切に守り続けなければならない。砂糖小屋は先代から受け継いだものだが、伝統の火を絶やさないように、少しづつメンテナンスを行い、大切に守りつづけている。

沖ヶ浜田昔
伝統の火を守り続けた先代の持田三男。現在は、その息子が後を継ぎ、伝統の火を守り続けている。

大地香る美味しい黒糖

時代にあわせて、使いやすい形状に進化している。お客様の要望のお応えして、バリエーションを増やしてきた。現在は、バラタイプ、ブロックタイプ、サイコロタイプを販売。砂糖小屋で直接購入も可能だが数に限りがある。島内でも人気の商品。

黒糖加工
素早い手つきでチョコタイプを成形している。

種子島沖ヶ浜田黒糖生産協同組合オフィシャルサイト

植物の北限と南限が交差する実り豊かな島。

路地でバナナやマンゴーなど南国の作物が育つ一方で、コシヒカリやお茶などの作物も育つ。近年は安納芋(糖度がとても高いサツマイモ)が有名だが、基幹作物であるサトウキビや日本一早い一番茶、フリージアの球根は日本一の生産地、ポンカンやタンカン、マンゴーやパッションフルーツなど、肥沃な農地と温暖な気候を活かした農業が盛んで実り豊かな島。この島は、他の離島と比べて比較的に平地が多く、農業に適した土地が多い。平らな島であるにもかかわらず、水にも恵まれ、田園地帯は島を感じさせない風景だ。日本書紀に、この島はお米が1年で2度取れる豊かな島と紹介されている。その昔から豊かな島「たねがしま」。