さとうきびのしずく香る黒糖

さとうきびの汁(しずく)を加熱し濃縮させ、冷やし固めた黒糖には、精製を繰り返してできる白砂糖とは違い、さとうきび本来のうま味と香り、ミネラル(カルシウム・鉄・リン・亜鉛・マグネシウムなど)が多く含まれている。
国内のさとうきび栽培は、主に南西諸島。その北限に位置する種子島で栽培されたさとうきびは、沖縄や奄美と比べて糖度が低い。糖度が低いことは、マイナスに感じるかもしれないが、我々は、それを補うために創意工夫を繰り返し、ここでしか作れない独特の甘味とうま味と香りの絶妙なバランスにたどり着いた。
作り手の情熱と真心が詰まった黒糖の極み。

きびのしずくを濃縮させた種子島沖ヶ浜田の香る黒糖

種子島沖ヶ浜田の黒糖工場
熟練した職人しか立つことを許されない、2番釜から3番釜にさとうきびの汁を移す行程
種子島沖ヶ浜田の黒糖工場
次世代を担う若手が少しづつ育っている
種子島沖ヶ浜田の黒糖工場
三番釜で飴状になるまで加熱する

124℃まで加熱する。124℃を超えると焦げてしまうので、ヘラをかき混ぜるスピードで温度を調整する。早くかき混ぜると温度が下がり、スピードをゆるめると温度が上昇する。2人ひと組で行う作業は、息を合わせた難しい作業。

種子島沖ヶ浜田の黒糖工場
丸鍋に移す

仕上がったさとうきびの汁を丸鍋に移す。簡単な作業に見えるが、作業にスピードが求められる。

種子島沖ヶ浜田の黒糖工場
丸鍋で空気を含ませるように丁寧に撹拌
冷えたら成形する

黒糖の極み